愛情や信頼が絡むため、単純に白黒付けられる問題ではない「浮気」は、はっきりとどこからが浮気に当たるか線引きをするのが難しいものの一つと言えます。
その人の価値観や状況によって大きく答えが変わってくるからです。
ですが、こと「不倫」に関して言えば、相手の配偶者があなたとあなたの彼との関係を法的に訴えられるボーダーというものは確かに存在します。
そこで今回は浮気の定義を考える際の視点を整理していきたいと思います。
法的な観点以外の視点も知っていくことで、どんな行為が相手のパートナーがあなたやあなたの彼を訴える準備を整えるきっかけとなりうるのかも知っていくことができるはずです。
浮気の定義と線引き
浮気の基準は人それぞれではありますが、心理的・社会的・法的な観点からそれぞれ見ていきましょう。
相手の配偶者がどういうポイントから浮気を疑う可能性があるか、そして法的にはどのラインを超えると訴えられる可能性が出てくるのかを把握するための参考にしてみてください。
社会的な観点
浮気の基準がその人の中に出来上がる過程で、文化や地域、世代間の違いによる影響は無視できないものでしょう。
たとえば一部の国では一夫多妻制のように複数のパートナーを持つことが文化として受け入れられている一方、日本のように一夫一婦制の国では厳しく非難されます。
現代日本でも、SNSやマッチングアプリを通じたパートナー以外の異性との親密なやり取りが浮気とみなされる場合もあれば、単なる友人関係と受け取られる場合もあります。
心理的な観点
たとえ法律面では問題がなかったとしても、パートナーの信頼と感情を裏切る行為として、心理的な浮気が捉えられる場合もあります。
たとえば、配偶者や恋人に隠れて異性と頻繁に連絡を取ったり、デートをしたりすることは、たとえ肉体関係がなくても「心の浮気」と感じてしまう人もいるのです。
「特定の人とばかり親密にしている」という事実そのものが、相手の不安を呼び起こす要因になるのですから、パートナーから見れば裏切りと捉えられるのも自然なことと言えるかもしれませんね。
法律的な視点
法律上では不貞行為、つまるところ肉体関係があるかどうかが浮気の判断基準とされる場合が多くなっています。
というのも、日本の離婚訴訟で「不貞行為」とされるのは、配偶者以外の相手と肉体関係を持った場合だからです。
ですから、精神的な親密さやメールでのやり取りだけでは、法律的には浮気とはみなされにくいのです。
あなたが略奪まで考えている相手やあなた自身が結婚しているのであれば、2人が慰謝料請求など訴えられる可能性が出てくるのは、この不貞行為があったことをパートナーが立証できる時、と考えても良いかもしれません。
最後に
あなたが今お付き合いしている相手が既婚者、つまりは2人の関係が「不倫」にあたる場合、相手のパートナーがあなたを訴えられるとすれば、2人の間に「不貞行為」があったことを立証できる場合であると言えます。
逆に言えばこの不貞行為の立証が難しい場合は、多少親密ではあるけれど浮気ではないと誤魔化すこともできるかもしれません。
2人のやり取りの中で肉体関係を匂わせるようなメッセージなどの履歴を残さないことも一つの対策として有効でしょう。
ですが、相手のパートナーが心情的に「自分が浮気され裏切られていると感じる」場合、たとえ2人が痕跡を残さないように気をつけていても、探偵を雇うなど何らかの手段で証拠を押さえにくる可能性も否定できません。
不倫関係を続けていく以上はそうしたリスクがあることも踏まえ、今後2人の関係をどうしていくのか今一度自分の中で整理することも考えた方が良いかもしれませんね。
子持ちの既婚者相手の不倫については以下のサイトが参考になりますのでぜひ見てみてくださいね!
