浮気相手の立場から考える!浮気がダメな理由は?

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浮気はダメなことである、というのは多くの人にとって当たり前のことのように捉えられる事柄ですが、なぜダメなのか、と聞かれると明確に理由を答えるのは難しいのではないでしょうか。
特に、今自分が浮気や不倫の恋愛の最中にある場合、社会通念や倫理的にダメな理由をどんなに説かれても、なおさら心から「浮気はダメだ」と納得しにくいかもしれません。
あなたの大切な相手に彼女や奥さんなど本命のパートナーがいたとしても、ただ単に出会う順番を間違えただけだし、相手を浮気に走らせるパートナーが悪い、と言いたくなる時もあるでしょう。
そこで今回は、「浮気相手」という立場にいる人に向けて、その立場だからこそ感じるであろう葛藤や自然に寄り添いながら、浮気がダメな理由について掘り下げていきたいと思います。

浮気相手であるあなたに贈る「浮気がダメな理由」とは?

社会的・倫理的な側面は一旦抜きにして、浮気がダメな理由、言い換えれば「浮気相手であることに甘んじ続けることがダメな理由」を紹介していきます。
あなた自身も心のどこかで感じている内容もあるかもしれませんね。

あなた自身に及ぼす負の影響

浮気相手という立場では、しばしば「本命ではない」という現実に直面します。
たとえ相手が「君が大切だ」と言ったとしても、行動の優先順位や選択においてあなたが後回しにされる場面に遭遇するケースは必ず起きます。
その関係性が続けば続くほど、あなた自身の自己価値感や幸福感が損なわれるリスクが高まります。
浮気相手の立場では、不安や罪悪感がつきまとうことも多いでしょう。
「いつかこの関係が終わるのではないか」「正妻や恋人にバレたらどうなるのか」という懸念が、日常の中で心に影を落とすことがあります。
それが積み重なれば、精神的な負担やストレスが増し、結果としてあなた自身の心の健康を蝕むことにもなりかねません。

相手がパートナーとの関係を解消していない現実から目を背けている

浮気の関係が続いている理由は、必ずしも「あなたが特別だから」というわけではない場合があります。
多くの場合、既存のパートナーとの関係を清算しないまま浮気を続けるのは、「現状の安心感を手放したくない」「双方の良いとこ取りをしたい」という自己中心的な心理が働いているためです。
もし相手が本当にあなたを選びたいと考えているのであれば、既存のパートナーとの関係を整理するという具体的な行動を取るはずです。
行動が伴わない限り、相手が本当にあなたを大切にしているかは疑わしいのです。手軽に自分の欲求を満たすためにあなたを利用している可能性すらあります。
そんなことはない、と相手の甘い言葉に縋ることは確かにあなたの自由です。
ですが、相手が結局あなたのためにパートナーとの関係を精算するための行動を取っていないことから目を背けることは、長期的に見ればあなた自身のためにはならないということを忘れずにいましょう。

関係に隠された「不平等さ」

浮気や不倫の関係には、多くの場合、関係性の中に不平等さが存在します。
既婚者や恋人がいる相手には、「本命のパートナー」という社会的な立場や法的な保護が与えられていますが、浮気相手であるあなたにはそうした立場や権利はありません。
特に相手が既婚者の場合、2人の関係が終わったときに法的に保護されるのは本命のパートナーである配偶者です。
仮に周囲にバレずに2人の中で関係を終わらせることができたとしても、相手が既婚者と知っていて関係を続けてきたのなら、あなたが補償や救済を受けられることはありません。
周囲に不倫や浮気が露見すれば、あなたは相手との関係だけではなく、社会的・金銭的にさらに多くのものを失うことになるでしょう。
こうした不平等さは、あなたが2人の関係にどれだけ感情を注いだとしても報われない可能性が高いということを意味しています。
相手は、何の補償も救済もせずにただ目の前の楽しさを享受できるあなたとの関係を「都合がいい」と感じている一方で、あなたはその不平等の中で無意識のうちに自己犠牲を強いられている可能性があるのです。

浮気がもたらす関係者全員への影響

特に既婚者との不倫の場合、相手の配偶者やお子さんに深い傷を残すことになる、ということはあなたも頭ではわかっているでしょう。
不倫が露呈した場合、たとえ相手が今のパートナーと離婚しなかったとしても、家庭環境の悪化によってお子さんの心に一生もののトラウマを残してしまう可能性もあります。
ですが、社会通念や倫理的な理由で「浮気はダメだ」ということに納得できないあなたにとっては、相手の家庭のことを引き合いに出されても、そんなことは百も承知だってなりますよね。
そんなあなたでも、自分の仕事や人間関係に対して悪影響が出るとなればどうでしょうか。
あなたが軽んじていようとも、社会通念や倫理的な理由は、多くの人が支持するものですから、当然周囲に不倫がバレれば、家族や友人はあなたから離れていくでしょう。
また、不倫が職場内のものであれば、露見した際には最悪の場合、処分としてあなたが失職する可能性もあります。
今は相手との恋愛の情熱に浮かされていて冷静に未来のことまで考えられないかもしれませんが、相手との関係は本当に周囲の人間関係も仕事もすべてを失ってまで突き進むほどのものでしょうか?

自分の幸福を優先するという視点を失っている

今はパートナーと別れていないかもしれないけれど、相手は自分を特別に思い、大切にしてくれているはず。あなたはそんなふうに考えているかもしれませんね。
ですが、世の中の不倫の事例を見渡してみれば、何年も相手に尽くしたのに結局配偶者と別れてくれずイタズラに時間だけが過ぎて、結局今期を逃してしまった、という事例はけして少なくありません。
不倫バレして金銭や社会的立場を失ってしまい、それでも相手と結ばれないというケースもあります。
それだけ、不倫関係が長引くほどにあなたの人生の選択肢が狭まる危険性が高くなっていくということなのです。
浮気の関係に身を置き続けることで、あなたが本当に望んでいる幸福や満足感を得られるのでしょうか?
あなたが本当に求めているのは、「不安定な立場」や「隠れた存在」ではなく、対等な関係で安心して愛を育めるパートナーではないでしょうか?
浮気や不倫の関係は確かに、一時的な興奮や情熱を与えてくれるかもしれません。パートナーより選ばれている自分、という優越感も得られるかもしれません。
ですが、長期的には自分の幸福を追求する上で障害となる場合が多いのです。

最後に

浮気・不倫相手として関係を続けていくことは、短期的には甘美で刺激的に感じられるかもしれません。
ですが、こうした関係が長期的にあなたの幸福や成長にどう影響するかを冷静に見つめる必要があります。
浮気や不倫は、あなたが本来手に入れられるはずだった対等で安定した愛情や信頼を犠牲にした上で成り立っているものであることを改めて考えるべきでしょう。
最終的に自身に問うべきなのは、「この関係が自分にとって本当に価値があるのか」「自分をもっと大切にする選択肢が他にあるのではないか」ということです。
浮気・不倫相手という立場から一歩引き、自分の幸福や未来の可能性を見つめ直すことで、より良い選択が見えてくるかもしれません。

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